2007年版のファクトブックから、対人と同じように過去の対物高額賠償判決例の上位3件をピックアップしてみました。「(1)2億6135万円/被害物件……積荷の呉服、洋服、毛皮(1994年・神戸地裁)(2)1億3580万円/被害物件……パチンコ店(1996年・東京地裁)(3)1億2036万円/被害物件……電車、線路、家屋(1980年・福岡地裁)」さらに、対物保険では財物だけでなく、事故によって生じた間接的な損害(休業損害や営業損失など)に対しても保険金が支払われます。ときどきニュースなどで、コンビニの店舗に派手に突っ込んでいる車の映像を目にしますが、あのような事故の場合は店舗や商品の損害だけでなく、お店の休業損害も請求され、それが2000万円、3000万円という高額に達するケースも珍しくありません。また、車同士の事故でも、相手がバスやトラック、タクシーといった業務車の場合は休業補償分の賠償を支払わなければならないのです。「対物で本当に、そんな高額な保険が必要なの?」と感じる人も多いようですが、レアケースとはいえ、対物も「無制限」に勝る安心はないといえるでしょう。保険料が心配な人は、「対物1億円」と「無制限」で保険料がどれくらい違うか見積もってもらってください。無事故の等級も影響しますが、それほど大きな差はないはずです。
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