受験生のやる気をそぐバッシングの最強のものは、他人との「比較」です。バッシングの典型的な例として、我が家の「カレーライス事件」を紹介しておきます。ある日、お向かいの家から「カレーライス」が届きました。これが事件の発端です。なんとそのカレーのおいしさに家中が大感動で、それだけなら良かったのに、じゃあ今まで家で食べているあのカレーは何だ?ということになったのです。お向かいのカレーは肉の油のこってりしたポークカレーでしたから、ポークの油がそもそも大嫌いな我が家の母親が太刀打ちできるものではありません。ただ自称「料理上手」の母親の信用は大失墜。ことあるごとにこのカレーの話がでてきて母親の怒りに触れることになったのです。受験バッシングは本人のやる気をそぐだけでなく、本人と家族との絆にも抵触してしまうものですから、百害あって一利なしです。子供の問題行動の多くは成績が取れないことを「他人との比較」で叱る親の言動から起こります。大人でも「比較」はショックのはず。本人の到達点から出発し、本人の非として問題をとらえること。叱ることももちろんあって良いのですが、「○○ちゃんはもっときちんとやっているのに」等の比較の言葉は禁句です。