マンション用地として最も多いのが工場跡地。工場移転が多いのが直接の要因ですが、面積がまとまっていて、近隣問題が解決しやすいのも要因に挙げられます。当然、デベロッパーとしては準工業地域での供給が多くなります。準工業地域というのは「工場が建てられる地域」ということですが、すでに周辺が住宅街化しているときは気にする必要はありません。住宅を取り壊して工場を建てるという企業はないからです。しかし、隣接地や周辺に工場があり、操業している場合は十分なチェックが必要です。できれば避けるべきです。騒音、臭気、振動、車両の出入り、危険物の使用などなど。一見環境に影響を及ぼさないように見える工場でも、思わぬ弊害が生じる場合もあります。「曜日を変えて、天候を変えて見にいったが大丈夫たった。けれど、住んでみると夜間操業でうるさくてかなわない」という実例もあります。さらに、準工業地域も建てやすい場所には既にマンションが建ってしまったということもあります。好立地はほとんどなくなってしまったのです。