コンサートや舞台、展覧会に企業が協賛金を出すだけにとどまらない。自ら数十億円を投じてコンサートホールを建設する企業も多数あった。流通、証券、銀行、生命・損害保険と、業種もほぼ全産業にわたっている。例えば、資生堂の社長を中心とする財界人が全国メセナ企業活動協議会を発足させたのは八九年六月である。当時の新聞記事には、こうある。「経済界では、外国との経済摩擦を解消する狙いから「経済」と「文化」は車の両輪
ポピュラー音楽と企業広告の共存共栄... の続きを読む
猫のように身をかがめてフロアに入った。しかし見渡しても二人の姿はない。フロアは大きい。どこかの床に二人は横になっているのだろう。けれどあえぎ声はまるで小さな箱のなかから聞こえてくるように反響している。小さな箱?そう思ってフロアを見渡すと、片隅にロッカーがひとつある。長方形のスーツやコートを仕舞うグレーのロッカーだ。もしやこのなかで抱き合っているのかもしれない。そう思い、ロッカーに近づく。近づくほど
私の存在を付与する... の続きを読む
現代医学は患者の精神と身体に対するきわめて侵襲的な技術の体系であることを思い起こす必要があるように思われるのです。医者の前に出ると親兄弟にも隠している精神の秘密を打ちあけさせられますし、自分自身見たこともない胃や肺の中を内視鏡で覗かれますし、脳の中、心臓の中までいろいろな器械仕掛けで踏み込まれます。そのうえ患者は医学的知識をほとんど持っていませんから、人間としての弱点をくまなくさらけ出した上で生殺
医療は自分の体のこと... の続きを読む
アルコールは確かに気分を高揚させたこともあった。今ではもうあまり飲めないので、正確に言えば飲める(口からは入る)がすぐ吐いてしまってアルコールが血液中に吸収されず、したがって酔えず気分が高揚することもないので、アルコールが役立つことはなくなってしまった。それでも困るということはない。いわゆるヤケ酒も飲まなかった(と思う)。夜、眠れずにアルコールを口にしたことは何回かあったが(さりとて酒で眠れるわけ
アルコールが血液中に吸収されない…寝酒でほんわかと... の続きを読む
「とくに好きってモノがない」という人に向かって、たとえば、「最近いちばん感動したことは?」と尋ねてみると、そういう人は、たいていその質問にも考え込みます。「最近、感動?なんかあったかな〜……」と。そう、「好き」は感動からこそ生まれるものなのだと思います。人は感動したからこそ、その映画を好きになり、音楽を好きになり、人を、モノを好きになります。心が動くことなくして「好き」はありえないのです。だから、
「好き」は感動からこそ生まれるもの... の続きを読む
私はハンドクリーム命の人間です。特にこれからの季節は家のリビングに1個、洗面台に1個、持ち歩きようのかばんに1個と最低3個は必要です。皿洗いなど水によるあかぎれがひどいので薬用なのは必須なんですが、意識していることは匂いです。ただベタベタするだけってやっぱり嫌だ。だからやっぱり癒されるものを選んじゃうんですよね。売り場で匂いをくんくん嗅いでいる時間は結構幸せです。3個同じものではなく、変えて、気分
ハンドクリームが欠かせない... の続きを読む
缶詰を枕もとに置いて寝ると、なんとなく缶詰のことが気になるようになりました。彼自身も驚いたそうです。そのうち、こんな思いが胸に去来しました。室内にはテレビ、ビデオ、テーブル、椅子、ベン、かばん、衣類、書籍など、さまざまな物がひしめいています。それらはすべて商品であり、多くの人が製造・流通・販売にたずさわっています。どれも入手がかかっているという意味では、等しく貴重な品々です。誰がどの商品にたずさわ
「天職」だと実感していますか?... の続きを読む
さらに、ごみ対策、下水処埋などについても日本での経験を生かして、本当に環境に配慮した技術を供与することに努めるべきでしょう。ごみ焼却設備は海外への輸出実績がありますが、やはり不用物を減少させる施策(製品アセスメントを含む)、素材ごとに分別排出、分別収集するシステム、その分別資源のリサイクル技術などを総合して指導、助言し、輸送方法や機材、再生プラントの設計、再生のための機械設備、再生物の利用方法など
現地での環境に配慮した技術供与に努力すべき... の続きを読む
朝までまったく眠らないで働くのですか。夜勤の人数は病院、病棟によって違いますが、一般的には、準夜勤三〜五人、深夜勤二名くらいのスタッフ数で仕事に就きます。日勤帯と違って看護師の人数が少なくなるので、看護師二人で三〇〜五〇人の患者さんを担当するといった場合もあります。夜間、患者さんは眠っていても、夜勤の看護師は仮眠はとりません。休憩時間を除いては、日勤帯の看護師と交替するまで、続けて仕事をします。昼
夜勤は何人くらいの看護師で行うの?... の続きを読む